AGA治療薬の「リスク」|副作用や薬の成分は安全?

実際に飲む薬となると身体に悪影響がないか不安になる方もいると思います。日本では10年以上多くの方に利用されてきたAGA治療ですが、実際どのようなリスクがあるのか、解説していきます。

目次

■ 本記事のサマリ

  • AGA治療薬は比較的「安全」なお薬
  • 副作用はきわめて稀で・軽度で・服用中止で消失しやすい
  • ただし、ネットの海外輸入品は危険なので注意

AGA治療薬の副作用は
稀で・軽度で・消失しやすい

AGA治療薬で一番リスクとされがちな「副作用」ですが、実は個々の症状ごとの発生頻度は1%程度のものがほとんどです。

発生する可能性がある副作用例

  • フィナステリド:性機能減少、抑うつ、肝機能障害など
  • ミノキシジル:かゆみ、心拍増加、むくみ、血圧上昇など

過去の複数の研究を参照すると、軽度なかゆみなども含め、約5-6%程度の方が副作用を経験しているようです。

しかし、いずれも副作用は軽度で一過性(治療中断などで回復する)であることが示されています。

実際の治療実績でも
服用中止で副作用の全例が改善

また、実際の治療実績でも同様の傾向が見られます。

例えば、へアテクトの患者様2,452人中、治療開始後約1ヶ月間で副作用と思われる症状を訴えられた方は約3.5%でした。
また、アンケート調査では、副作用を報告された患者様の91%がそのまま服用を継続していたと回答しています。

このことからも、副作用の約90%は服用中止の必要がない軽度な症状、または服用継続中に消失していることが推察されます。

更に、服用中止するほどの副作用症状が出たと思われる回答者は8名でしたが、その後の服用中止により全員が副作用が改善したと回答されました。

医薬品である以上、副作用が絶対に起こらないとは言い切れませんが、過度に心配する必要はないと考えられます。

※分析概要
解析対象/へアテクト患者様のうち、2023年4月に治療を開始された患者様2,452名
アンケート対象/解析対象者のうち、2023年4月~5月の間に副作用と思われる症状を報告された方
調査期間/2023年7月13日~7月20日

身体リスクが出るケースは
ネットの個人輸入や不適切な服用

それでもAGA治療薬で副作用が発生してしまうケースとして

  • ネットの個人輸入品を使っていた
  • 正しく薬を飲んでいない(一度に多量に飲むなど)

場合などが挙げられます。

特に、ネットの個人輸入品は、薬の中身が怪しいだけでなく、正しい服用方法や自分の体に合うかの判断が個人では不十分で、副作用に繋がるケースがあります。

安全にAGA治療をしたい場合は、適切なクリニックで医師から処方を受けることをお勧めします。

安全に治療するならクリニックで
ヘアテクトは相談しやすく万が一も安心

AGA治療薬の副作用は稀で・軽度かつ一過性のため比較的安全と言えます。

しかし、個人判断で薬を利用すると重大な副作用に繋がるリスクも否定できません。

へアテクトでは、処方時に医師が丁寧に患者様の体質等を踏まえ、個別で薬のご提案を行っています。(無料)

また、公式LINEからいつでも相談できるため、治療中に体調に不安が出た時もすぐに専門家の指示を仰げるので、安心して治療継続頂けます。

もし医師や専門家のサポートが充実したクリニックでのAGA治療を検討している場合は、是非受診をご検討ください。

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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