フィナステリドは3ヶ月で効果が出る?目に見えない効果も含めてご紹介

「フィナステリドは3ヶ月目でどれくらい効果が出る?」「3ヶ月目で効果実感がないけど大丈夫?」AGA治療は目に見えた効果が実感できるまで半年~1年掛かるため、それまでの期間は効果が出るか不安を抱える患者様も多いと思います。しかし、実は目に見えないだけで既に治療効果が出ている可能性があることをご存知でしょうか。本記事では治療3ヶ月目までのフィナステリドの効果をご紹介していきます。

目次

■ 本記事のサマリ

  • 治療開始数か月は効果が見えにくいが
    頭皮の下で髪が育っている
  • AGA治療の効果が
    「目に見え始める」のは半年が目安
  • 3ヶ月目で目に見えた効果がなくても
    まずは半年の治療継続を推奨

治療3ヶ月目は
「頭皮の下」で髪が育つフェーズ

AGA治療3ヶ月目は、目に見えた発毛効果は感じにくいものの、頭皮の下で髪が育ち始めている段階です。

AGA治療では、下記の順番で髪が成長します。

  1. (2週間~)AGAで細くなった古い毛が抜ける
  2. (3ヶ月~)新しい髪が頭皮の下で育つ
  3. (6ヶ月~)新しい髪が産毛として生える
  4. (1年~)産毛が育ち、目に見えて毛量増加が感じられる

3ヶ月目は上記の2~3に該当し、古い髪の毛が抜け新しく元気な髪が頭皮の下で育ち始めるフェーズです。

人によっては少しずつ産毛の増加が見られる患者様もいらっしゃります。

治療2週間~3ヶ月目の抜け毛の増加
「初期脱毛」も効果の現れ

上記の他に、分かりやすい治療効果として「初期脱毛」が挙げられます。

初期脱毛は、治療開始後2週間~3ヶ月程度続く一時的な抜け毛の増加です。

新しく育ち始めた健康的な髪の毛が、古い髪の毛を頭皮から押し出すことで起きる症状です。

抜け毛が増えるため「効果が出ていない」と勘違いされがちですが、むしろこれから健康な髪の毛が育ち始めるサインのため、初期脱毛が出ても治療を中断せず、治療継続することをお勧めします。

なお、必ず全員に起きる症状ではないため、初期脱毛が出ていないからといって効果が出ないわけではないことにも注意しておきましょう。

AGA治療の効果が
「目に見え始める」のは半年が目安

一般的に、AGA治療の効果は、治療効果が目に見えるまで半年が目安と言われています。

これは、フィナステリド(プロペシア)の添付文書(薬の説明書)上でも説明されています。

効果が出るまでに時間が掛かる理由には、髪の生え変わり期間が関係しています。

髪の毛の伸びるスピードはとてもゆっくりで、1cm伸びるためには約1ヶ月必要です。
通常、髪が生え変わって成長しきるまで2~6年掛かると言われています。

このため、AGAで細くなってしまった古い毛が抜けて、新しい元気な髪が目に見えて増えるまでには最低半年は必要になるのです。

実際の治療事例でも
治療半年以降で約90%が効果を実感

実際の治療実績を見ても、治療半年以降で効果実感が上がる傾向にあります。

ヘアテクトでフィナステリド1.3mgのみで治療された患者660人のうち薄毛の維持・改善実感があった患者は

  • 治療30日~半年76.8%
  • 治療半年~1年88.7%
  • 治療1年以上96.3%

という結果になりました。

このことからも、3ヶ月目で効果が目に見えないからと言って治療を諦めるのは時期尚早といえるでしょう。

3ヶ月目で目に見えた効果がなくても
まずは「半年」治療継続を

フィナステリドは目に見えた効果が出始めるのに半年はかかるといわれています。

しかし、3ヶ月目で発毛効果がないからといって治療効果が出ていないわけではなく、髪の毛が頭皮の下で育っている可能性が高いです。

3ヶ月目の効果の現れとして、初期脱毛産毛の増加がみられる場合もあります。
ただし、治療効果が出ている全員に起こる症状ではないことにも留意しておきましょう。

治療半年以降は、頭皮の下で育った毛が産毛として生えてくるフェーズに移ります。

折角育ち始めた髪を無駄にしないためにも、まずは半年、治療継続することをお勧めします。

しかし、治療を継続する中では、独断では判断しきれず「本当に効果が出ているのか?」「このままで大丈夫?」と不安に思うことも多いと思います。

効果や安全面に不安がある場合は、医師や専門家に相談してみるのも選択肢の一つです。

ヘアテクトなら、24時間以内に専門家が質問にすぐに回答いたします

ヘアテクトでは、薄毛の専門家が24時間薄毛の質問や相談を受け付けております。

10時~18時にてご連絡いただけた際には、専門家から平均約60分で返答があるとのことでした。(2021年5月-9月実績)

皆さんの薄毛やAGAに関するお悩みに対して、医師の経験や知識をもとに回答させていただきます。

薄毛やAGAに関する記事を調べれば調べるほど、「どういうことなのか、何が正しいのかよくわからなくなってきた」という声もよく耳にしますので、ぜひ一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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