フィナステリドはどれくらい効果がある?実際の症例写真から治療効果をチェック

フィナステリド(プロペシア)は90%以上の方に効果があるといわれています。では、実際どれくらい薄毛が改善するのか?治療前に気になる患者様は多いと思います。本記事では複数患者様の症例を治療前後の写真でご紹介していきます。

目次

フィナステリド(プロペシア)は
抜け毛を減らして「毛量を維持」する

フィナステリドは、抜け毛を減らして、これ以上髪を減らさないようにする毛量維持の効果を持つ薬です。

そもそも、AGAは進行性の薄毛で、治療せずに放置すると、加速度的に薄毛が進行します。

ある研究では、AGAを治療せずに放置したところ5年間で約4分の1も髪の毛が失われたと報告されています。*

フィナステリドは、このAGAの原因を抑える唯一の効果を持つ薬です。

この効果により、フィナステリドは抜け毛を減らして毛量を維持することで、薄毛を改善します。

一方で、積極的に髪の毛の成長を促進する効果はないため、フィナステリド単剤で治療する場合は、薄毛の予防や、軽度な薄毛の方に推奨されます。

*Stough DB, Rao NA, Kaufman KD, Mitchell C: Finasteride improves male pattern hair loss in a randomized study in identical twins, Eur J Dermatol, 2002; 12: 32-37

本記事では、フィナステリドによる実際の治療効果を写真で紹介していきます。

フィナステリドの写真事例①
薄毛が軽度なケース

この患者様は、フィナステリドで2年治療されたところ、透け感が目立っていた頭頂部の毛量が改善されました。

このように、軽度の薄毛の患者様の毛量改善の場合、フィナステリドは効果的に活用いただけるケースが多いです。

フィナステリドの写真事例②
薄毛が進行しているケース

この患者様は、フィナステリドで4ヶ月治療されたところ、頭頂部から後頭部にかけて薄毛が大幅に改善されました。

一定重症度が高い患者様でも、フィナステリドで発毛効果を感じられるといえるでしょう。

フィナステリドの写真事例③
毛量維持ケース

最後に、この患者様は、フィナステリドで7ヶ月治療されたところ、やや地肌が露出していた頭頂部の毛量が改善されました。

もしかしたら薄毛かも?と感じられたタイミングで治療を開始することで、このようにフィナステリド単剤でも毛量を一定に維持することが可能です。

複数の論文でもフィナステリドは
90%以上に効果があると評価

フィナステリド(プロペシア)は、実際の症例だけでなく、複数の研究や臨床現場で効果があることが示されています。

  • フィナステリド1mgを24週間(=約半年)服用した研究
    患者の治療実感(主観評価)で頭頂部の92%の薄毛に治療実感ありと評価*1
  • フィナステリド1mgを1年間服用した研究
    頭髪写真を用いた評価(客観評価)で98%に効果ありと評価*2
  • ヘアテクトでフィナステリド1.3mgを1年間服用した症例
    アンケートで93.9%が効果ありと評価

※いずれも毛量の維持+改善を「効果あり」と定義

これらの結果からも、フィナステリドは90%以上の方に効果が見込める薬と言えるでしょう。

*1 Superiority of dutasteride over finasteride in hair regrowth and reversal of miniaturization in men with androgenetic
alopecia: a randomized controlled open-label, evaluator-blinded study. Shanshanwal SJ, Dhurat RS. 
Indian J Dermatol Venereol Leprol. 2017;83:47–54.
*2 ORGANON PRO 『プロペシア®錠 臨床成績』
*3 へアテクトでフィナステリド1.3mg患者のみで治療した患者1,468人におけるアンケート結果(2024/2時点)

しっかり発毛させたいなら
ミノキシジルの併用がおすすめ

なお、今よりも毛量をしっかり増やしたい場合はフィナステリドに加えてミノキシジルの併用をお勧めしています。

ミノキシジルは血流を促進する効果などで「髪の成長を促す」効果があります。

  • フィナステリドの抜け毛を減らす守りの効果
  • ミノキシジルの髪を成長させる攻めの効果

この2つの効果を併せることで、フィナステリド単剤よりも毛量の増加が期待できるのです。

フィナステリド+ミノキシジルの写真事例

実際に、フィナステリドとミノキシジル5.0mgで6ヶ月治療された患者様は、前頭部から後頭部まで全体的に目立っていた薄毛が大幅に改善されています。

一方で、自分の毛髪状況に一番合った薬の組み合わせを、個人が判断するのは難しいケースも多いです。

最近は医師のカウンセリングを無料で実施しているクリニックも複数存在するようです。
自分はフィナステリド単剤で治療すべきか、ミノキシジルを併用すべきか、悩んだら専門家に相談してみることもお勧めします

ヘアテクトなら、24時間以内に専門家が質問にすぐに回答いたします

ヘアテクトでは、薄毛の専門家が24時間薄毛の質問や相談を受け付けております。

10時~18時にてご連絡いただけた際には、専門家から平均約60分で返答があるとのことでした。(2021年5月-9月実績)

皆さんの薄毛やAGAに関するお悩みに対して、医師の経験や知識をもとに回答させていただきます。

更に、治療意向の有無に関わらず、医師によるオンライン診療も無料で承っています。

自分の毛髪量ならフィナステリド単剤か、ミノキシジルを併用すべきか?など、ぜひ一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

最新記事

  • 薄毛・ハゲ
  • AGA治療
  • その他対策
  • ヘアテクト
もっと見る