プロペシアのジェネリックは効かない?後発品フィナステリド錠について徹底解説

プロペシアのジェネリック「フィナステリド錠」はプロペシアと同等の効果がある医薬品として承認されている薬です。しかし、患者様によっては発毛実感を得にくいケースもあるため注意が必要です。本記事では、プロペシアのジェネリック「フィナステリド錠」について治療効果を実際の治療データを元に解説。フィナステリド錠が効きにくいケースについてもご紹介します。

目次

■ 本記事のサマリ

  • プロペシアのジェネリックでも
    90%程度の効果が期待できる
  • 価格を抑えて治療したい場合は
    ジェネリック医薬品を選択
  • フィナステリドで高い効果を狙うなら
    なるべく早い段階の治療

プロペシアはジェネリックでも
90%効果が期待できる

プロペシアは、ジェネリックでも90%程度の方に効果が期待できるといわれています。

そもそも、ジェネリック医薬品とはオリジナルの薬(プロペシア)と同じ有効成分の薬です。

薬の効果は、基本的に有効成分で決まります。
そのため、同じ有効成分のジェネリック医薬品は、プロペシアと同じ効果が期待できるのです。

なお、プロペシアと異なる点に「添加物」が挙げられます。

添加物とは、薬を錠剤にまとめる際などに用いる成分で、メーカーにより微妙に異なることがあります。

しかし、前述の通り、フィナステリドの効果を決めるのは「有効成分とその量」であり、添加物の違いは効果に大きく影響しません。

更に、多くのジェネリックは製造国の指定する試験により、効果だけでなく、安全性や品質も同等であることが認められています。

このことからも、プロペシアのジェネリックは、プロペシアと同等の効果や安全性・品質を備えていると考えてよいでしょう。

実際、ジェネリック医薬品でも
1年で94%が効果を実感

実際にへアテクトでプロペシアのジェネリック医薬品のみで治療された患者様では、1年以上の治療で94%の方が効果を実感していました。

この結果からも、ジェネリック医薬品で十分効果が期待できると言えるでしょう。

価格を抑えて治療したいなら
ジェネリック医薬品を選択

できるだけ価格を抑えてAGA治療をしたい方は、ジェネリック医薬品の選択をお勧めします。

ジェネリック医薬品の一番の特徴はオリジナルの薬(プロペシア)よりも安い点にあります。
たとえばフィナステリドは先発品のプロペシアだと5,000〜8,000円が相場ですが、ジェネリックに変更するだけで4,000円程度にまで費用を抑えられるのです。

この理由は、薬の開発費用にあります。
ジェネリック医薬品は、オリジナルの薬(プロペシア)の成分を転用しているため、オリジナルよりも期間や費用を抑えて開発されています。

そのため、同等の効果や安全性を保ったまま価格を抑えて販売できるのです。

更に、クリニックが提供する海外のジェネリック医薬品は、国内製より価格を抑えて治療ができます
一般に下記のような傾向と留意しておくと良いでしょう。

医療機関の海外製品は
安全性と効果が一定担保されている

海外製の医薬品というと不安に思われる方も多いですが、クリニックなど医療機関が処方する海外製品は、医師や専門家が成分や製造過程を検収した上で利用されているため、信頼性が一定高いといえます。

実際にへアテクトでも台湾製のフィナステリド1.3mgを処方していますが、下記2つの調査でお薬の安全性を担保した上で、お薬をお届けしています。

  • 外部機関による成分調査
  • 輸入時の薬の含有量や安定性の調査(毎回検品)

この結果、前述の通り93%の方に効果があったほか、服用半年での副作用発生率は軽微なものも含めて1.8%程度という結果が出ています。

これは国内製品を用いた複数の先行研究の結果と同様の傾向であり、国内製品と同等の効果、安全性があると言えるでしょう。

ネットの個人輸入品は
偽物をつかまされるリスク

一方で、ネットの個人輸入品は危険性が高いため推奨できません。

実際、過去の個人輸入品に関する調査では、個人輸入薬のうち40%が偽造品(ニセモノ)だったというデータも出ています*。

価格を抑えて買ったつもりが、結局効果が出ず追加で治療費が掛かる…というケースもあるため注意しましょう。

*1 ファイザー株式会社, バイエル株式会社, 日本新薬株式会社, 日本イーライリリー株式会社『インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品

フィナステリドで高い効果を狙うなら
なるべく早い段階での治療開始を

「プロペシアのジェネリックは効果がない」と誤解される理由の一つに、薄毛が進行してから治療開始されるケースが挙げられます。

フィナステリドは、90%以上の方に効果が期待できますが、特にAGAの初期段階のうちに治療を開始する方が効果が出やすいといわれています。

これは、初期の方が加齢による薄毛の影響を受けにくかったり、休眠している毛根が少なく髪が生えやすいためです。

実際の研究でも、早期に治療を開始した患者は、薄毛が進行してから開始した患者に比べ平均でも10年間薄毛が改善したと報告されています。

このことからも、できるだけフィナステリドの効果を高めたい場合は、なるべく早い段階での治療開始をお勧めします。

既に薄毛が進行している方には
ミノキシジル併用をお勧め

なお、既に薄毛が進行しておりしっかり発毛したい患者様には、フィナステリドとミノキシジルの併用をお勧めしています。

フィナステリドの「薄毛の進行を止める」効果に加えて、ミノキシジルの「髪の毛を生やす」効果が合わさることで、より高い発毛効果が期待できるからです。

ジェネリックを活用して
価格を抑えてAGA治療をはじめよう

プロペシアはジェネリックでも90%以上が効果を実感できる薬です。

プロペシアと同等の効果と安全性のまま、価格を抑えて治療できるため、利用をお勧めしています。

特に、海外のジェネリック医薬品の方が安価に入手できますが、個人輸入品は健康リスクが高いため、必ず医療機関で処方される海外製品を利用するようにしましょう。

また、フィナステリドはAGAの初期段階で治療を始めた方が効果が期待できます。

価格を抑えて、できる限り高い効果を狙いたいという方は、早めにジェネリックでの治療を始めることを検討してみてください。

ヘアテクトなら、月あたり2,200円から
フィナステリドで治療可能

ヘアテクトでは、12ヶ月まとめ買いなら月あたり2,200円、年間総額27,600円から適正価格でフィナステリド治療をご提供しています。

毎月の分割払いにも対応しているため、無理なくしっかり発毛を目指して治療を選択頂く患者様が多いです。

また、公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。

まずは自分に合った治療法や、無理なく続ける治療選択について、是非一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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