フィナステリド(プロペシア)とミノキシジルは併用できる? 実際の効果や、副作用など安全性を徹底解説

プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルは併用できます。2種類の効果により、より高い効果が期待できる組み合わせのお薬です。では、どの位効果が出るのか?本記事では、具体的な効果や安全面も含めてフィナステリドとミノキシジルの併用療法についてご紹介していきます。

目次

■ 本記事のサマリ

  • プロペシア(フィナステリド)と
    ミノキシジルは併用できる
  • プロペシア(フィナステリド)と
    ミノキシジルの併用で
    発毛実感率が52%UP
  • 副作用発生は約3~4%程度
    症状は軽度なものが多く
    服用中止で症状は改善

プロペシア(フィナステリド)と
ミノキシジルは併用できる

結論からいうと、プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルは併用が可能です。

そもそも、男性の薄毛の原因のほとんどを占める男性型脱毛症(AGA)は、髪の毛が成長しきる前に抜けてしまい、髪質が細く短くなることで薄毛が進行する病気です。

これに対し、プロペシア(フィナステリド)はAGAの原因を直接押さえて「抜け毛を減らし、薄毛の進行を止める」効果を持ちます。

一方で、ミノキシジルは血流促進等で「髪の成長を促す」別の効果があります。

  • フィナステリドの薄毛を止める守りの効果
  • ミノキシジルの髪の成長を促す攻めの効果

この2つを併せた効果により、フィナステリドやミノキシジル単剤よりもしっかりとした毛量の増加が期待できるのです。

プロペシア(フィナステリド)と
ミノキシジルの併用で
発毛実感率が52%UP

実際に、へアテクトで1年以上治療した患者様にアンケート調査を行ったところ、効果実感はいずれも90%以上あったものの、毛量“改善”実感があった方は

  • フィナステリド単剤で毛量改善8%
  • フィナステリド+ミノキシジル(錠剤)で毛量改善60%

という結果になりました。

このことからも、毛量を改善したい場合はフィナステリド単剤ではなく、ミノキシジルの併用をお勧めします。

副作用発生は約3~8%
症状は軽度なものが多く
服用中止で症状は改善

効果が高くなるとはいえ、安全性の面が気になる方も多いと思います。

ここでお伝えしたいことは、AGA治療薬の副作用については、発生率が数%程度で、軽度な症状が多く服用中止で多くの症状が改善するという点です。

そもそも、フィナステリドやミノキシジルは、これまで数十年間、国内の様々な医療機関でAGA治療の定番薬として扱われてきました。

つまり、医療機関の医師や専門家が信頼できる薬として過去数十年選択してきたお薬なのです。

フィナステリド、ミノキシジルについてはそれぞれ下記のような副作用が出る可能性があると言われています。

  • フィナステリド(プロペシア)の副作用(例):
    1~5%:リピドー(性欲)減退
    1%未満:勃起機能不全、射精障害、精液量減少
    頻度不明:頭皮のかゆみ、抑うつ、肝機能障害など
  • ミノキシジル(塗り薬)の副作用(例):
    頻度不明:頭皮の発疹、かゆみ、かぶれ、使用部位の熱感、頭痛、めまい、心拍増加、手足のむくみなど
  • ミノキシジル(飲み薬)の副作用(例):
    多毛症、頭痛、胸痛、動悸、息切れ、立ち眩み、むくみなど

ここで、どうしても「性機能低下」や「肝機能障害」など重篤な副作用が心配になってしまう方が多いですが、実際の研究や調査では重篤な副作用や重篤な措置に該当する報告はなかったと発表されています。

また、発生率についても、先行研究等で下記のことがわかっています。

  • フィナステリド:約5-6%*¹*²
  • ミノキシジル(塗り薬):約8.6%

うち、各薬剤で多く報告されていた副作用は下記の通りでした。

  • フィナステリド:性欲低下(5.6%)
  • ミノキシジル(塗り薬):発疹やかゆみ(6.3%)

上記のことからも、フィナステリドもミノキシジルも副作用発生率は数%程度であり、比較的軽度な症状が副作用報告のほとんどを占めていることがわかっています。

*1 M. Yanagisawa et al. Long-term (10-year) efficacy of finasteride in 523 Japanese men with androgenetic alopecia. Jan 2019
*
2 吉竹 俊裕.「日本人の男性型脱毛症に対するフィナステリド長期投与の801例調査」
*3 医薬品医療機器総合機構 H25.12「再審査報告書」(販売名 ①リアップX5 ②リアップ5)

実際の治療での発生率は3~4%
服用中止で症状が改善

また、実際の治療実績でも同様の傾向が見られます。

フィナステリドとミノキシジル錠剤の併用患者も含めたヘアテクトの治療患者様2,452人中、治療開始後の約1ヶ月間で副作用と思われる症状を訴えられた方は約3.5%でした。

更に、副作用を訴えた方を対象としたアンケート調査では、副作用を報告された患者様の91%がそのまま服用を継続していたと回答しています。

このことからも、副作用の約90%は服用中止の必要がない軽度な症状、または服用継続中に消失していることが推察されます。

更に、服用中止するほどの副作用症状が出たと思われる回答者は8名でしたが、その後の服用中止により全員が副作用が改善したと回答されました。

医薬品である以上、副作用が絶対に起こらないとは言い切れませんが、過度に心配する必要はないと考えられます。

※分析概要
解析対象/へアテクト患者様のうち、2023年4月に治療を開始された患者様2,452名
アンケート対象/解析対象者のうち、2023年4月~5月の間に副作用と思われる症状を報告された方
調査期間/2023年7月13日~7月20日

プロペシア(フィナステリド)と
ミノキシジルの併用で
しっかり毛量改善を目指そう

プロペシア(フィナステリド)とミノキシジルは併用が可能な薬です。

フィナステリドの薄毛を止める効果と、ミノキシジルの髪の毛を生やすダブルの効果で、単剤治療よりも高い発毛効果が狙えます。

気になる副作用については、発生頻度は数%程度で、比較的軽度な症状がほとんどを占めると言われています。

また、服用中止によって多くの症状は解消されることも予想されます。

最後に、費用が高くなるのでは…と心配になられる方も多いと思います。

各薬剤の大体の費用相場は下記の通りです。

  • プロペシア(フィナステリド):3,000~8,000円/月
  • ミノキシジル(塗り薬):5,000~15,000円/月
  • ミノキシジル(飲み薬):8,000~13,000円/月

つまり、2剤併用することにより、月あたり3,000~10,000円程度高くなることが想定されます。

しかし、ここで費用を抑えるポイントをいくつかご紹介します。

<費用を抑えるポイント>

  • フィナステリドはクリニックの海外製ジェネリック(後発品)を選択
    ※信頼できる医療機関であれば、比較的安価に入手が可能です。
  • クリニックのキャンペーンプランを利用する
    ※初月無料やまとめ買いで価格が抑えられるケースがあります。
  • オンライン診療の医療機関を選択する
    ※オンライン診療にすることで、固定費がかからず薬を低価で提供しているケースもあります。

せっかく治療するならできるだけお得に治療したいもの。
これらのポイントを上手に活用しながら、フィナステリドとミノキシジルの併用治療を初めてみてください。

▼コスパよく治療するための方法はこちらの記事もご覧ください。
一番コスパが良いAGA治療は?相場や料金を安く抑える方法を解説

へアテクトなら、月あたり3,180円から
フィナステリドとミノキシジルの併用が可能

なお、ヘアテクトでは、フィナステリド1.3mgとミノキシジル2.5mgを12ヶ月まとめ買いなら月あたり3,180円、年間総額38,160円から適正価格でご提供しています。

また、毎月の分割払いにも対応しているため、無理なくしっかり発毛を目指して治療を選択頂く患者様が多いです。

公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。

まずは自分に合った治療法や、無理なく続ける治療選択について、是非一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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