フィナステリド(プロペシア)は耐性がつく?10年間の治療効果と副作用を徹底解説
「フィナステリドは耐性がつく?」「長い期間飲んでも安長く続く人と2-3年で頭打ちになる人が続く人と2-3年で頭打ちになる人がいます。本記事では、10年間フィナステリドを服用した研究を元に、効果が出やすい人の特徴や長期服用の安全性を解説します。
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■ 本記事のサマリ
- フィナステリドは
平均7年程度は増毛効果あり - フィナステリドの効果が続きやすいのは
早期に治療開始した人 - 「毛量維持」も効果の現れ
- 長期服用による顕著な副作用は
報告されていない
フィナステリドの増毛効果は
平均7年くらい続く
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まず、現時点ではフィナステリドに「耐性」があるという報告はされていません。
むしろ、2年、3年と長く続ける方が効果が出ることが研究でわかっています。
これには、フィナステリドの「髪の生え変わりサイクルを補正する」効果が関係しています。
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髪の毛の伸びるスピードはとてもゆっくりで、1cm伸びるためには約1ヶ月必要です。
通常、髪が生え変わって成長しきるまで2~6年掛かると言われています。
AGAは、このヘアサイクルが短くなり、髪が成長しきる前に抜けることで薄毛になる病気です。
このヘアサイクルを補正するのがフィナステリドの効果です。
このため、AGAで細くなってしまった古い毛が抜けて新しい元気な髪が目に見えて増えるまでには、最低半年、長いと数年間必要になるのです。
10年間の治療継続で
平均7年目まで薄毛が改善傾向
実際、532人でフィナステリド1mgを10年間治療した研究では、
- 平均7年目まで薄毛が改善傾向
という結果が出ています。
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効果が続きやすいのは
早期に治療開始した人
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フィナステリドは薄毛の症状が軽い、早い段階で治療を始めた方が効果が出やすいといわれています。
先ほどご紹介した研究でも、
- 早期段階(軽症)の患者:10年後まで改善
- 後期段階(重症)の患者:3年目で毛量増加が停滞
という結果が出ています。
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これはAGAの症状が進むにつれ、髪の元となる毛母細胞が死滅したり休眠してしまうことによるものです。
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このことからも、できるだけ毛量を維持したい、という方にはできる限り早い段階での治療開始をお勧めしています。
フィナステリドは
「毛量維持」も効果の現れ
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上記で、重症の方は平均3年目で毛量増加が停滞するとお伝えしましたが、毛量が維持され続けている時点で効果が現れています。
AGAは進行性の薄毛のため、治療しないと、どんどん髪質が細くなり毛量が減少していきます。
この薄毛の進行を食い止めるのがフィナステリドの効果です。
特に、一定毛量が増えてきた段階では、治療効果は毛量の改善よりも、抜け毛が増えていないことや、薄毛の進行が止まってきたかに注目すると良いでしょう。
髪が増えなくなったタイミングで、「耐性がついてしまった」と勘違いしてしまう患者様が多いため、注意が必要です。
長期服用による副作用は
報告されていない
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最後に、フィナステリドの長期服用による副作用は、これまでの研究では報告されていません。
むしろ、初期に発生した副作用も含め、「軽度で、かつ一過性であり、服用中止で消失する」と報告されています。
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このことからも、フィナステリドは長期間安心して服用頂ける薬であると言えるでしょう。
AGA治療は長期戦
費用的にも無理のないクリニックで
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フィナステリドでは長期服用による耐性は報告されていません。
むしろ、数年かけて効果を発揮する薬のため、長く続けることが推奨される薬です。
AGAは進行性の薄毛のため、今の毛量を維持するためにも服用は必要になります。
そこで、大切になるポイントの一つが、無理のない価格帯で治療を続けられる医療機関選びです。
AGA治療はクリニックによって費用も様々です。
例えば、最近は「初月0円」など、初月限定の割引サービスを行うクリニックが増えています。
しかし、中には初月だけ大幅に安く価格を設定し、翌月からは費用が高額になるクリニックもあるため注意が必要です。
クリニックを選ぶ時は、「長期的にも続けられる価格帯か」を必ず確認することをお勧めします。
ヘアテクトは、月あたり2,200円から
AGA治療が可能
ヘアテクトでは、12ヶ月まとめ買いなら月あたり2,200円、年間総額26,400円から適正価格で治療をご提供しています。
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また、公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。
まずは自分に合った治療法や、無理なく続ける治療選択について、是非一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?
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天野 方一 先生
ヘアテクト 顧問医師
日本抗加齢医学会専門医
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。
※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。