フィナステリドで抜け毛が減らない原因は?効果が出ない原因とその対策をご紹介

フィナステリド(プロペシア)で抜け毛が減らないと感じる理由の多くは、初期脱毛が原因です。初期脱毛はAGA治療の効果の現れと言われ、一時的に抜け毛が増える現象です。では、一体何故このような症状が起きるのでしょうか?対策方法は?数年治療していても抜け毛が減らない場合に考え得る原因も含めて、本記事ではフィナステリドで抜け毛が減らない原因と対策をご紹介していきます。

目次

■ 本記事のサマリ

  • 治療を始めて1~3ヶ月の抜け毛は
    フィナステリドの効果の現れ
  • 不適切な服用や個人輸入品は
    効果が出ないリスクに
  • フィナステリドでは不十分なケースは
    デュタステリドに変更を

治療を始めて1~3ヶ月の抜け毛は
フィナステリドの効果の現れ

フィナステリドで抜け毛が減らないと感じる原因の多くは「初期脱毛」が原因です。

初期脱毛とは、AGA治療の初期に見られる一時的な抜け毛の増加症状です。

一般的にAGA治療を始めて2週間目~1ヶ月半、長くて3ヶ月程度で収まると言われています。

折角治療を開始したにも関わらず抜け毛が増えるため、「効果がない」と誤解される方が多いですが、むしろ初期脱毛はAGA治療の効果の現れと言われています。

初期脱毛は、薬により新しく育ち始めた健康的な髪の毛が、古い髪の毛を頭皮から押し出すことで起きる症状です。

初期脱毛による抜け毛の量を減らすことは難しいですが、あくまで一時的なもので、服用を続けていると数ヶ月で収まり、その後産毛が頭皮から生えてきます。

抜け毛が増えるのは抵抗があるかもしれませんが、これから健康な髪の毛が育ち始めるサインのため、初期脱毛が出ても治療を中断せず、治療継続することをお勧めします。

不適切な服用や個人輸入品は
効果が出ないリスク因子

半年以上治療を続けているのに抜け毛が止まらない、という患者様で多いのは不適切な服用や個人輸入品を使用しているケースです。

薬を飲み忘れたり自己判断で減らすと
効果が出にくくなる危険

薬を飲み忘れたり、自己判断で薬を減らして飲んでいる患者様は効果を実感できないケースが多いです。

一般的に薬は同じ時間帯に毎日飲み続けることで効果を発揮します。

これは、薬の血中の濃度が効果が現れる濃度範囲で一定に保たれるからです。

一方で、飲み忘れたり、自己判断で薬の量を減らすと、薬の血中濃度がばらついてしまい、効果が出ない時間が発生してしまう危険があります。

このことからも、フィナステリドの効果を最大限に発揮するためには、毎日決まった時間に忘れず飲み続けることが重要です。

個人輸入品はニセモノを
購入してしまう危険が高い

安いからといって個人の海外輸入品を購入する患者様も、偽造品(ニセモノ)を掴まされて、効果を実感できないケースが多いため注意しましょう。

個人輸入品は、医師など専門家がチェックしていない分、効果や安全性が検証されていない商品が散見されます。

実際に、過去の調査では、個人輸入薬の40%が偽造品(ニセモノ)だったと報告されています*。

また、最悪の場合、過度な成分量や不純物の影響で、健康被害が出る恐れもあります。

安価に薬を購入したい場合は

  • 国内のジェネリック医薬品
  • 医療機関が処方する海外医薬品

などの利用を推奨します。

*1 ファイザー株式会社, バイエル株式会社, 日本新薬株式会社, 日本イーライリリー株式会社『インターネットで入手したED治療薬の約4割が偽造品

フィナステリドでは不十分なケースは
デュタステリドに変更を

医療機関で処方されたフィナステリドを正しく毎日1年以上飲んでいるのに抜け毛が減らない場合は、フィナステリドの効果では不十分な可能性があります。

AGAは、完治しない薄毛の病気です。

フィナステリドはAGAを一時的に抑えることで、抜け毛を減らし、薄毛を改善する効果があります。

ちょうど、天秤の上で【フィナステリドなどの薬によるプラス効果】と、【AGAや高齢などのマイナス効果】のバランスが取れているイメージをしていただくと良いでしょう。

しかし、AGAの進行度が高くなったり、加齢による抜け毛が増加してしまうと、フィナステリドの薄毛を抑える効果だけでは不十分になってしまうケースがあるのです。

これを改善するための対策として、フィナステリドを更に効果の高いデュタステリドに変更する方法があります。

デュタステリドは、フィナステリドよりも更に高く「抜け毛を抑える」効果を持ちます。

この効果は、フィナステリドやデュタステリドがAGAの原因に繋がる5αリダクターゼ(5α還元酵素)を阻害することで発揮されます。

5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、このうち

  • フィナステリドⅡ型のみ
  • デュタステリドⅠ型とⅡ型の両方

を阻害する効果があるといわれています。

このため、デュタステリドはフィナステリドよりも強力にAGAの原因を抑えることで、更に高い効果が期待できるのです。

フィナステリドでは抜け毛が減らない、と感じている場合は、デュタステリドに変更してみるのも選択肢の一つでしょう。

ただし、体質や持病によっては服用できない薬も存在するため、薬を変更する場合は、必ず自己判断ではなく医師に相談するようにしましょう。

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また、お得な12ヶ月まとめ買いなら、翌月以降も月あたり4,500円からデュタステリドで治療が可能です。

デュタステリド単剤の相場が1ヶ月あたり高くても8,000〜10,000円と言われているため、比較的お得に治療頂けるようになっています。

また、公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。

フィナステリドで治療をしているのに抜け毛が減らない、これって正常?など、治療について不安がある場合は、是非一度公式LINEにて第三者の専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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