ミノキシジルをやめてフィナステリドだけにしても大丈夫?減薬のメリットとリスクを医師が解説
ミノキシジルをやめてフィナステリド(プロペシア)だけにすると、薄毛が再発してしまうリスクがあるため注意が必要です。その原因は、ミノキシジルとフィナステリドの効果の違いにあります。本記事では、ミノキシジルを中断するメリットとリスクを医師が解説していきます。
■ 本記事のサマリ
- ミノキシジルをやめて
フィナステリドだけにすると
薄毛が再発するリスク - 薄毛が再発した場合、
元の毛量に戻せないリスクも - 費用を抑えて治療したいなら、
同じ成分量で安価なクリニックを選択
ミノキシジルをやめて
フィナステリドだけにすると
薄毛が再発するリスク
結論から言うと、ミノキシジルを止めてフィナステリドだけにするのは、薄毛が再発するリスクのためお勧めできません。
そもそも、ミノキシジルやフィナステリドが効果を示す「AGA(男性型脱毛症)」は、進行性の完治しない薄毛の病気です。
ミノキシジルはフィナステリドは、AGAの原因を抑制したり、髪の毛の成長を促すことで、薄毛を一時的に止めているに過ぎないのです。
治療中に毛量が改善、または一定に維持されている状態は、
- ミノキシジルやフィナステリドなどによる薄毛改善の「プラスの効果」
- 加齢やAGAなどによる薄毛進行の「マイナスの効果」
がそれぞれ釣り合っている状態です。
ちょうど、下記のような天秤のイメージをしていただくと良いでしょう。
この釣り合っている状態からミノキシジルのプラスの効果が無くなると、バランスが崩れ、薄毛が再び進行してしまうリスクがあるのです。
薄毛が再発した場合、
元の毛量に戻せないリスクも
更に、一度ミノキシジルを止めてみて、薄毛が再発してからミノキシジルを再開しても、元の毛量に戻せないリスクもあることに注意しておきましょう。
基本的に、AGA治療薬は早い段階で治療を始めるほど高い効果が期待できるといわれています。
これは、時間が経つにつれ
- 加齢による抜け毛の増加や、髪の成長力の低下
- AGAの進行による休眠した毛根の増加
などにより、薬の効果が出にくくなってしまうためです。
AGA治療で折角毛量が改善したにも関わらず、ミノキシジルを中断したことで、治療が無駄になるだけでなく、元にも戻せなくなってしまった…ということを避けるためにも、毛量が一定改善してからも、現行の治療を継続することをお勧めしています。
費用を抑えて治療するなら、
同じ成分量で安価なクリニックを選択
とはいえ、費用的に併用を続けるのは難しい…という場合は、同じ薬の成分量で比較的安価なクリニックに乗り換えるのも選択肢の一つです。
基本的に、薬は「成分」と「量」が同じであれば同等の効果が期待できます。
AGA治療は自由診療のため、クリニックが自由に治療価格を設定しており、提供価格が様々です。
しかし、基本的に薬の効果は薬効成分に依存するため、「同一量」のフィナステリドやミノキシジルを服用すれば、同じ効果が期待できるのです。
そのため、費用的に治療継続を悩んでいる場合は、「同じ量」で安価にフィナステリドとミノキシジルを購入できるクリニックを選ぶことで、治療効果を保持したまま治療コストを下げられることが期待できます。
へアテクトの乗り換え患者様は
成分と量を維持して90%近くが効果実感
実際にへアテクトでは、乗り換え患者様には、以前服用していた医薬品の成分および量をお伺いした上で治療プランをご提案しております。
その結果、6,800人の乗り換え患者様のうち約91%が1年後も治療を継続、90%近くが治療効果を実感していることが分かっています。
このことからも、成分および量を維持しながら安価なクリニックを選択することが、経済的にも無理せず治療効果を保ちながら治療継続するために重要なポイントと言えるでしょう。
※分析概要
対象/へアテクト患者様のうち、他院から乗り換えされた方6,861名
調査期間/2022年1月~2023年12月
治療効果を維持するなら減薬は避けて
信頼できる適正価格のクリニックへ
AGA治療で一定効果が出たからといって、ミノキシジルを止めてフィナステリドだけで治療するのは薄毛の再発リスクです。
また、薄毛が再発してからミノキシジルを再開しても元の毛量に戻せなくなる危険もあることに留意しておきましょう。
とはいえ、経済的に治療継続が難しい場合は、同一量のミノキシジル・フィナステリドで比較的安価に治療できるクリニックに乗り換えすることも選択肢の一つです。
ただし、例えば個人輸入品など、元の治療薬と同一成分・同一量なのかを個人で判断するのは難しく、誤った場合の健康被害のリスクもあるため注意が必要です。
最近は無料で専門家相談や医師の診療を受けられるクリニックも増えています。
不安な場合は、まずは第三者のクリニックに相談してみるのも良いでしょう。
ヘアテクトなら、月あたり3,180円から
フィナステリド+ミノキシジルの併用治療が可能
ヘアテクトでは、12ヶ月まとめ買いなら月あたり3,180円、年間総額38,160円から適正価格でフィナステリドとミノキシジルの併用治療をご提供しています。
また、毎月の分割払いにも対応しているため、無理なくしっかり発毛を目指して治療を選択頂く患者様が多いです。
また、公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。
まずは自分に合った治療法や、無理なく続ける治療選択について、是非一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?
天野 方一 先生
ヘアテクト 顧問医師
日本抗加齢医学会専門医
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。
- 本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。
- 本記事の内容は公開日時点の情報となります。 情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。