AGA治療の初期脱毛は半年続いても大丈夫?初期脱毛の症状や、期間の目安を解説

「初期脱毛は半年続いても大丈夫?」初期脱毛は一般的に長くて3ヶ月程度といわれ、それ以上続く抜け毛には別の原因が潜んでいる可能性があります。本記事では初期脱毛の期間の目安や別の抜け毛の要因について解説します。

目次

■ 本記事のサマリ

  • 初期脱毛の目安は3ヶ月程度、
  • 1日200~300本以上髪が抜ける場合は要注意
  • おでこや頭頂部以外の抜け毛
    別の疾患の可能性
  • 1剤のみで対策している場合は
    薬の効果が不十分な可能性
  • 適切な治療を受けるためにも
    まずは医師に相談

半年以上初期脱毛が続く場合、
別の要因の可能性あり

「初期脱毛」は、AGA治療の初期に見られる一時的な抜け毛の増加症状です。
一般的にAGA治療を始めて2週間目~1ヶ月半、長くて3ヶ月程度続くと言われています。

「3ヶ月」はあくまで目安のため人によって変動しますが、初期脱毛が半年続く場合は別の要因が潜んでいる可能性があります。

良くあるパターンとして、下記のようなケースがあります。

  1. 正常な範囲の抜け毛を初期脱毛と誤解
  2. AGA以外の病気
  3. 薬の効果が不十分

1日100本程度は正常範囲
200~300本以上抜ける場合は要注意

人は正常でも1日100本程度は髪が抜けると言われています。
一方で、初期脱毛やAGA など、異常な抜け毛の目安は1日200~300本以上です。

1日の抜け毛のうち、大体半分はシャンプーやブラッシング時に抜けることが多いため、洗髪時に髪がどれくらい抜けているか数えてみると参考になるかもしれません。

おでこ、つむじ以外からの
大量の抜け毛は別の病気の可能性

一般にAGAは前頭部(おでこ)や頭頂部(つむじ)から薄毛が進行します。

そのため、上記以外の、頭の横や頭全体から異常な抜け毛が続く場合は、AGA以外が要因の可能性があります。

また、AGA以外の抜け毛には下記のような特徴があります。

思い当たる特徴がある場合は、AGA治療薬で治せない場合があるため、一度病院を受診することをお勧めします。

1剤で対策している場合は
薬の効果が不十分な可能性

AGA治療薬1剤のみで対策している場合、薬の効果が不十分な可能性があります。

AGA治療薬には下記の通り2種類の効果があります。

このうち1剤のみで対処する場合は、いずれかの効果が片手落ちになっている状況です。

そのため、より効果が高い薬に変更したり、もう一方の効果を持つ薬を併用すると改善される可能性があります。

例えばフィナステリドのみで治療をしており、抜け毛が止まらない場合、下記のような対策が考えられます。

<フィナステリドのみで対策している場合>

  • ミノキシジル(髪を生やす効果)の追加
    フィナステリドの「抜け毛改善効果」にミノキシジルの「髪を生やす効果」が加わることで、更なる薄毛改善が期待できます。

  • デュタステリド(フィナステリドより高い効果)に変更
    フィナステリドよりも広範囲に、AGAの原因を抑える効果があるデュタステリドに切り替えることで、更に高い「抜け毛改善効果」が期待できます。

ただし、体質や持病によっては服用できない薬も存在するため、薬を変更する場合は、必ず自己判断ではなく医師に相談するようにしましょう。

初期脱毛が続く場合は
医師や専門家に相談

初期脱毛は人により様々ですが、一般に長くても3ヶ月程度と言われています。

そのため、半年続いている場合は、別の要因が潜んでいる可能性があります。

1日100本程度の抜け毛であれば正常範囲のため、初期脱毛とは言い切れません。

1日200~300本以上抜ける場合は別の疾患や、薬の効果が不十分な場合があります。

例えば、おでこやつむじ以外からの抜け毛が続いていたり、1剤で対策している場合は要注意です。

ただし、これらは普通にで判断するのが難しく、誤った判断の下で対策してしまうと更に薄毛が進行してしまうリスクもあります。

AGA治療を始めているのに半年以上抜け毛が改善しない場合は、医師や専門家に相談してみることをお勧めします。

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ヘアテクトでは、薄毛の専門家が24時間薄毛の質問や相談を受け付けております。

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薄毛やAGAに関する記事を調べれば調べるほど、「どういうことなのか、何が正しいのかよくわからなくなってきた」という声もよく耳にしますので、ぜひ一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?

天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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