フィナステリド(プロペシア)0.2mgと1mgの違いは?効果・副作用・費用の3つを徹底比較!

フィナステリド(プロペシア)は0.2mgよりも1mgの方が高い効果を持つといわれています。では、0.2mgと1mgで価格や副作用の程度はどの程度変わるのでしょうか?本記事では、フィナステリド0.2mgと1mgの違いを、「効果・価格・副作用」の3点から比較し、一般に推奨される用量について医師が解説していきます。

目次

■ 本記事のサマリ

  • フィナステリド(プロペシア)は
    0.2mgより1mgの方が効果がやや高い
  • フィナステリド0.2mgと1mgで
    副作用リスクはいずれも比較的安全
  • フィナステリド0.2mgも1mgも
    費用は同等
  • 費用対効果を考えると
    フィナステリド1mgがお勧め

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フィナステリド(プロペシア)は薄毛(AGA)に効果アリ?服用期間ごとの効果や途中で止めた場合まで徹底解説!

【効果】
フィナステリド(プロペシア)は
0.2mgより1mgの方がやや効果が高い可能性

まず、フィナステリド(プロペシア)は0.2mgよりも1mgの方が高い効果を持つ可能性があると考えられます。

基本的に薬の効果は有効成分と量で決まります。
成分量が増えれば増えるほど効果も高まるとは限らないですが、一定量までは成分量に比例して効果が高くなっていくケースが多いです。

フィナステリド0.2mgと1mgはそれぞれ薬の中の有効成分(フィナステリド)の量を指しており、理論上は有効成分が多い1mgの方が高い効果が期待できるのです。

過去の研究でも0.2mgより1mgの方が
3.1%効果が高いと報告

実際の研究でも、フィナステリド0.2mgと1mgでそれぞれ48週間(=約1年)治療したところ、1mgの方が3.1%効果実感が高かったと報告されています。

0.2mgでも95%以上が効果を実感しており、3.1%は統計学的には有意な差分とは言い切れていませんが、少しでも高い効果を期待したい場合はフィナステリド1mgを選択する方が良いでしょう。

【副作用】
フィナステリド0.2mgと1mgの
副作用リスクは、いずれも比較的安全

副作用リスクについては、フィナステリド0.2mgと1mgで有意な差分はなく、いずれも比較的安心と言われています。

一般には薬の成分量が増えると副作用リスクも高まるケースが多いといわれています。

実際に過去の研究では、フィナステリド0.2mgと1mgでそれぞれ1年間治療をしたところ、副作用発現率は1mgで5.0%(7/139例)、0.2mgで1.5%(2/137例)という結果になりました。

これだけ見ると1mgの方が副作用が高いように見えますが、統計学的には0.2mgと1mgで安全性に有意な差はないと報告されています。

フィナステリドの副作用リスクは
1mgでも稀かつ、軽度で、一過性

なお、実はフィナステリドの副作用発生率は、一般的な風邪薬と同等程度です。

過去の複数の研究を参照すると、軽度なかゆみなども含め、副作用発生率は約5-6%程度と報告されています。

しかし、いずれも副作用は軽度で一過性(治療中断などで回復する)であることが示されているのです。

また、実際の治療実績でも同様の傾向が見られています。

例えば、へアテクトで治療された2,452人分の患者様アンケートでは、副作用を訴えた方85人(3.5%)中、91%はそのまま服用を継続していたと回答しています。

このことからも、副作用の約90%は服用中止の必要がない軽度な症状、または服用継続中に消失していることが推察されます。

更に、服用中止するほどの副作用症状が出た方は7名(0.3%)ですが、その後服用中止により全員が副作用が改善したと回答されました。

このことからも、副作用リスクを気にして薬を控えたり量を減らしたりする必要はあまりないと言えるでしょう。

【費用】
フィナステリド0.2mgも1mgも
費用は同等

実は、フィナステリド0.2mgと1mgで薬の価格は同じクリニックが多いです。

そのため、価格を抑えて治療したい場合は、成分量を減らすよりもジェネリック品を選ぶことをお勧めします。

ジェネリック製品の場合、同等の効果を保ちながら、先発品(プロペシア)よりも1,000~4,000円程度価格を抑えて治療することができます。

更に、クリニックが提供する海外のジェネリック医薬品は、国内製より価格を抑えて治療ができます。

なお、その際に、「個人輸入品」は専門家がその成分を確認しておらず、ニセモノを掴まされるリスクが高いため絶対にお勧めできません。

必ず、クリニックなど、医療機関で処方される医薬品を選択するようにしましょう。

費用対効果を考えると
フィナステリド1mgがお勧め

フィナステリド0.2mgと1mgで効果、副作用リスク、価格は大きく変わりはありません。

一般的には、成分量が多い方が効果が高まるといわれていることからも、少しでも高い効果を目指すなら1mgをお勧めします。

副作用リスク自体は、0.2mgも1mgも大きく差分はなく、いずれも軽度と言われていますが、どうしても安全性が気になる、という方は0.2mgから始めてみるのも手でしょう。

価格を抑えて治療をしたい場合は、フィナステリドの成分量を変えるのではなく、ジェネリック製品や、クリニックで処方される海外製医薬品の選択を検討してみてください。

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天野 方一 先生

ヘアテクト 顧問医師

日本抗加齢医学会専門医

埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。

※本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。

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