フィナステリドは前頭部(M字ハゲ)に効果あり?生え際の薄毛を改善する方法を医師が解説
フィナステリド(プロペシア)は前頭部と頭頂部の薄毛に効果があることが分かっています。しかし、実際、何%位の患者でどの程度改善するのか、気になる患者様は多いと思います。本記事では研究結果や実際の治療症例を元にフィナステリドのM字ハゲへの効果を解説していきます。
■ 本記事のサマリ
- フィナステリドは
M字ハゲの約98%に効果あり - フィナステリドは
M字ハゲの原因を直接抑える - 生え際の薄毛を更に改善するなら
ミノキ併用を推奨
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「フィナステリド(プロペシア)は薄毛(AGA)に効果アリ?服用期間ごとの効果や途中で止めた場合まで徹底解説!」
フィナステリドは
M字ハゲの約98%に効果あり
フィナステリドは、前頭部(M字ハゲ)の改善に90%以上効果が期待できるといわれています。
実際に、過去の研究では下記のような結果が出ています。
1年で97.8%が
前頭部の"毛量維持~改善"
これはプロペシア開発時の研究結果です。
フィナステリド1mgを1年投与したところ、97.8%が前頭部の毛量の維持~著名な改善があったと報告されています。(n=132)*1
1年で前頭部1cm²円内の"毛髪量"が
未治療群より11.6±2.0本増加
実際に具体的な毛量でも効果が示されています。
前頭部で軽~中等度に薄毛が見られた方を対象に実施された研究結果です。
フィナステリド1mgを1年投与したところ、前頭部1cm²円内の毛髪量が、治療しなかった群と比べ11.6±2.0本増加したと報告されています(n=326)*2
前頭部の約1cmあたり11本多く生えると考えると、効果の高さがイメージできるのではないでしょうか。
長期治療(10年)でも継続して
91.5%で症状が改善
更に、長期的に治療した場合でも継続して症状が改善されることが示されています。
フィナステリド1mgを10年投与した研究では、前頭部の後退が見られた患者の91.5%で症状が改善したと報告されています(n=532)*3
このように、様々な研究でフィナステリド(プロペシア)が前頭部の薄毛に効果があることが示されているのです。
*1 ORGANON PRO『プロペシア®錠 臨床成績』
*2 Leyden J, et al. Finasteride in the treatment of men with frontal male pattern hair loss. J Am Acad Dermatol. 1999;40:930-937
*3 M. Yanagisawa et al. Long-term (10-year) efficacy of finasteride in 523 Japanese men with androgenetic alopecia. Jan 2019
実際に、前頭部の薄毛に悩む
92%がフィナステリドで効果を実感
実際に、クリニックの治療でも同様の結果が出ています。
ヘアテクトでは、「前頭部(おでこ)の薄毛」で相談頂いた患者様の91%が、1年間のフィナステリドで効果を実感していました。
このことからも、フィナステリドは前頭部の薄毛に90%程度は効果があると考えてよいでしょう。
フィナステリドは前頭部の
薄毛の原因を直接抑える
フィナステリドが前頭部の薄毛を90%も改善できる理由は、M字ハゲの原因を直接抑えるためです。
そもそも頭頂部の薄毛の原因のほとんどは、AGA(男性型脱毛症)と言われています。
AGAとは進行性の脱毛症で、前頭部や頭頂部の髪の毛が加速度的に薄くなっていく症状が特徴的です。
実は、日本人男性の3人に1人がAGAと言われるほど、身近な疾患です。
AGAの薄毛は、ジヒドロテストステロン(DHT)と呼ばれる男性ホルモンが原因で発症します。
フィナステリドは、このDHTを作る際に必要となる酵素を阻害することで、AGAの原因に直接効果を示し、薄毛の進行を食い止めるのです。
なお、このようにAGAの要因酵素に直接効果を示す国内で認証されている薬は、現在フィナステリドとデュタステリドのみです。
市販の育毛・発毛シャンプーなどには、AGAによる薄毛の進行を止める効果はないことに注意しておきましょう。
前頭部の毛量を"しっかり増やす"なら
フィナステリドにミノキシジルを併用
もし、現在前頭部(おでこ)の薄毛が大幅に進行しており、しっかりと毛量を増やしたい場合は、ミノキシジルの併用をお勧めしています。
ミノキシジルは、血流促進等で「髪の成長を促す」薬です。
- フィナステリド→ 薄毛の進行を止める守りの効果
- ミノキシジル→ 髪の成長を促す攻めの効果
この2つを併せることで、フィナステリド単剤よりもしっかり毛量の増加が期待できるのです。
ミノキシジルを併用すると
+52%薄毛の"改善"効果を実感
実際に、へアテクトで1年以上治療した患者様にアンケート調査を行ったところ、効果実感はいずれも90%以上あったものの、毛量“改善”実感があった方は
- フィナステリドで毛量改善:8%
- フィナステリド+ミノキシジルで毛量改善:60%
という結果になりました。
このことからも、毛量を改善したい場合はフィナステリド単剤ではなくミノキシジルの併用をお勧めします。
前頭部の薄毛にフィナステリドは有効
M字ハゲを治すならクリニックで
フィナステリドに(プロペシア)は前頭部の薄毛に90%以上効果が期待できる薬です。
これは、フィナステリドがAGAの原因を直接抑えることができるからです。
この効果を持つ薬で、現在日本で承認されているのはフィナステリドとデュタステリドのみです。
その他の、育毛シャンプーや発毛剤にはAGAによる薄毛の進行を直接止める効果はなく、あくまで髪の毛を元気に育てる補助的な効果に留まります。
前頭部の薄毛の原因を直接治すなら、クリニックで処方されるフィナステリド・デュタステリドの活用をお勧めします。
ヘアテクトなら、月あたり2,200円から
フィナステリドで治療可能
ヘアテクトでは、12ヶ月まとめ買いなら月あたり2,200円、年間総額27,600円から適正価格でフィナステリド治療をご提供しています。
また、しっかり発毛を狙うフィナステリド+デュタステリドの治療は月あたり3,180円、年間総額38,160円から開始頂けます。
毎月の分割払いにも対応しているため、無理なくしっかり発毛を目指して治療を選択頂く患者様が多いです。
また、公式LINEでは、薄毛の専門家がチャットで24時間薄毛の質問や相談を受け付けています。
まずは自分に合った治療法や、無理なく続ける治療選択について、是非一度公式LINEにて専門家に質問してみてはいかがでしょうか?
天野 方一 先生
ヘアテクト 顧問医師
日本抗加齢医学会専門医
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。
- 本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。
- 本記事の内容は公開日時点の情報となります。 情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。