AGA治療薬デュタステリド(ザガーロ)とは?副作用や薄毛への効果
「デュタステリドはどれくらい発毛効果があるの?」「ミノキシジルやフィナステリドとは何が違うの?」と不安に思っている方に向けて、この記事ではデュタステリドの効果や特徴、さらに副作用や服用時の注意点などについて解説しています。
AGA(男性型脱毛症)治療によく用いられる薬の一つがデュタステリドです。ミノキシジルやフィナステリドと並んで一般的に使われています。
しかし、「薄毛にどれくらい効果があるの?」「ほかの治療薬とは何が違うの?」と気になっている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、デュタステリドの効果や特徴、副作用などについて詳しく解説します。
■ 本記事のサマリ
- デュタステリドはAGAの原因を抑制する薬
- 複数の研究で、薄毛改善効果が認められている
- AGAの症状が早期のうちに治療開始した方が効果が出やすい
- 効果が実感できるまでには最短6ヶ月程度かかるため根気強い服薬が重要
- 副作用の発症確率は1.57%程度。医師の指示に従った適切な服薬でリスクを回避できる
*同じくAGA治療で良く使われる薬であるフィナステリドやミノキシジルについてはこちらの記事もご覧ださい。
「AGA治療薬フィナステリド(プロペシア)とは?副作用や薄毛への効果」
「AGA治療薬ミノキシジルとは?効果や副作用|外用薬と内服薬の違い」
AGA治療薬「デュタステリド」とはどんなもの?
デュタステリドは、AGA治療薬のなかでもメジャーな医薬品です。
なぜ薄毛に効果があるのか、どれくらい服用すると発毛を実感できるのかなど、まずは基本的な特徴について見ていきましょう。
ザガーロやジェネリック
デュタステリドは、ザガーロという商品名でもよく知られています。
2015年に厚生労働省から承認された、比較的新しい薬です。
「ザガーロ」という薬以外に、前立腺肥大症の治療薬として同じくデュタステリドが主成分の「アボルブ」も販売されています。
また、ザガーロの他にも、現在、国内でジェネリック医薬品が複数発売されています。
(例:デュタステリドカプセル0.5mgZA「YD」、デュタステリド錠0.5mgZA「明治」など)
なお、ジェネリック医薬品とは、最初に開発された治療薬の特許が切れた後に製造販売される、同じ有効成分を含んだ薬のことで、比較的費用が安くなる点が特徴です。
デュタステリドはAGAの原因を直接抑制する
デュタステリドは、AGAを進行させる原因となるジヒドロテストステロン(DHT)が作られるのを阻害する薬です。
ジヒドロテストステロンは、テストステロンに5αリダクターゼ(5α還元酵素)が働くことで作られます。
5αリダクターゼにはⅠ型とⅡ型の2種類があり、デュタステリドは両方を阻害できることが特徴です。
日本で行われた試験によると、1日0.5mgのデュタステリドを52週間服用してもらったところ、頭頂部の特定部位の毛髪数が平均68.1本増加し、髪の毛の直系も平均6.5×10³μm増大した*と報告されています。
*ザガーロカプセル 医薬品インタビューフォーム
このように、デュタステリドは、髪の毛の増毛および髪質改善効果があることが複数の研究で判明しています。
日本皮膚科学会が公表している「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」でもデュタステリドは推奨度A(行うよう強く勧める)に分類されているため、AGAの治療に効果的な薬だといえるでしょう。
また、AGA治療薬はいずれもAGAの症状が早期のうちに治療した方が、より高い効果が出やすいと言われています。
もし、デュタステリドでの治療を検討する場合は、薄毛が早めの段階で治療相談を開始することをお勧めします。
効果実感までの期間は約6ヶ月
個人差はありますが、デュタステリドの効果は服用を始めてから6ヶ月ほどで実感できるといわれています。
早い方だと3ヶ月ほどで実感できる方もいるようです。
デュタステリドはDHTにより乱れた髪の生え変わりサイクルを正常に戻すことで効果を示す薬です。
このヘアサイクルが1周するには正常な場合は2~6年、AGAを発症した人で半年~1年程度と長い時間がかかります。
そのため、デュタステリドによってヘアサイクルが正常に戻ったとしても、健康な髪が生えてくるまでには最低6ヶ月位かかるものなのです。
抜け毛が少なくなってきた、髪の毛が太くなってきたという変化が見られ始めたら、デュタステリドがしっかりと効いている証拠です。
ただし、効果が出たからといってすぐに服用を止めてしまうのは禁物です。
服用を止めると再び抜け毛が増える可能性があるため、効果が出た後も服用を継続し、医師と相談しながら治療方針を決めていきましょう。
デュタステリドの初期脱毛は効果の表れ
初期脱毛とは、AGA治療を始めて10日から1ヶ月ほどで見られる脱毛のことです。
デュタステリドの服用を始めると、乱れていたヘアサイクルが整うため一時的に脱毛が見られることがあります。
ヘアサイクルの中でも髪の毛が抜ける休止期の期間が短くなり、多くの髪の毛が一気に成長期に突入することで、活動を休止していた髪の毛が押し出されて抜けてしまうのです。
初期脱毛は4週間ほど続き、次第に症状が落ち着いていきます。
治療前よりも抜け毛が増えることで精神的な負担が大きくなってしまうかと思いますが、デュタステリドがしっかり効いている証拠でもあります。
初期脱毛は必ず終わりが来るので、安心して服用を継続してください。
デュタステリドの副作用について
風邪薬や頭痛薬にも何かしらの副作用があるのと同じで、デュタステリドも人によっては副作用が出ることがあります。ここでは、代表的な副作用をいくつかピックアップして見ていきましょう。
めまい・頭痛
デュタステリドを服用した方のうち、1%未満で頭痛が報告されています。
また、頻度は不明ですが、足下がふわふわするようなめまいを感じたという例もありました。
比較的軽い副作用であること、起こる頻度が高くないことから大きな心配は不要でしょう。
また、めまいや頭痛はデュタステリドを服用していなくても起こる可能性があるものです。もしも症状が長く続く場合は、医師に相談しましょう。
腹痛・下痢
頻度は不明ですが、腹痛や下痢の症状が報告されています。こちらも起こる可能性はとても低いため、過度に心配する必要はないでしょう。
ただし、あまりに症状が長く続く場合は同様に医師への相談が必要です。
場合によってはデュタステリドの副作用ではなく胃腸疾患の可能性もあるため、気になるときは早めに受診することをお勧めします。
勃起不全・性欲減退
デュタステリドを服用した1%以上の方で勃起不全(ED)や性欲減退が見られたと報告されています。
人によってはこのほかに、射精障害や精巣痛、精巣の腫れなどが見られることもあるため、妊活中の方やパートナーとの関係に影響を与えたくない方は要注意です。
肝機能障害
起こる頻度は不明ですが、重大な副作用として肝機能障害があります。
肝機能障害とは、何らかの原因によって肝臓がダメージを受けることで幹細胞が破壊されるものです。
肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれていることもあり、肝機能障害が起こっても初期の段階で自覚症状が出ることはあまりありません。進行すると、全身倦怠感や黄疸、食欲低下などが見られることがあります。
これらの副作用に早めに気づくためには、クリニック等で適切に処方を受け、定期的に医師の確認を受けることが重要になります。
副作用の可能性はごくわずか
ここまでさまざまな副作用を紹介しましたが、デュタステリドを服用して副作用が起こる確率はごくわずかです。
使用成績調査では、デュタステリドを服用した4,320例のうち、副作用が見られたのは68例(1.57%)でした。
68例の副作用のうち性欲減退が9例(0.21%)、勃起不全が8例(0.19%)で、ほかに重篤な副作用は報告されていません。
医薬品である以上、副作用が絶対に起こらないとは言い切れませんが、過度に心配する必要はないと考えられます。
勃起不全や性欲減退の副作用が気になる方は、ミノキシジルという別の薬もありますので医師に相談するとよいでしょう。
※性機能障害とその対策についてはこちらの記事もご覧ください。
「AGA治療薬の副作用でED(勃起不全)に?性欲低下の確率や原因」
デュタステリド服用の注意点
デュタステリドは副作用が起こる頻度も低く、AGAに対して効果が高い治療薬です。
しかし、誰でも服用できるわけではないので注意してください。また、効果を実感するためには正しい服用方法を続けることが大切です。
デュタステリドの服用方法
1日に1回、デュタステリドとして0.1〜0.5mgを服用してください。
食事の影響はほとんど受けないため、食前でも食後でも構いません。
血液中のデュタステリドの濃度をできるだけ一定に保つためにも、服用はできるだけ毎日同じタイミングにします。
服用できる最大量は1日0.5mgとなっていますが、まずは0.1mgで続けて様子を見ることが基本です。
また、前述の通りデュタステリドは効果が出るまでに数ヶ月かかります。
早い方では3ヶ月ほどで効果が出ますが、まずは根気強く6ヶ月服用を続けてみましょう。
なお、6ヶ月以上続けても効果を実感できない場合は、漫然と服用を続けずに医師に指示を仰ぐようにしてください。
効果が出ている場合は、医師と相談して服用を継続する必要があるかどうか診てもらうようにしましょう。
デュタステリドが服用できない人
次に該当する方は、デュタステリドの服用ができません。
- デュタステリドやフィナステリドの成分に対して過敏症の既往歴がある方
- 女性
- 小児
- 重度の肝障害がある方
デュタステリドだけでなく、フィナステリドに対して過敏症がある方も服用はできないので注意してください。
また、女性が服用すると胎児(男児のみ)の生殖器に影響が出る可能性があります。
デュタステリドは皮膚からも吸収されるため、女性は触らないようにしてください。
小児に対しては有効性や安全性が確立されていないので服用できません。
デュタステリドはおもに肝臓で代謝されるため、肝臓の働きが落ちている方が服用すると、通常よりも薬が効きすぎてしまうことがあります。
そのため、重度の肝障害がある方も服用できません。
デュタステリドの費用相場は1ヶ月1万円程度
デュタステリドは1ヶ月あたり8,000〜10,000円が相場です。
保険適用外となり自費診療のため、費用はクリニックによって異なります。
このほか、初診料や再診料、血液検査やマイクロスコープなどの検査費用などが加わるため、治療費の総額としては1ヶ月あたり15,000〜30,000円程度となることが多いようです。
デュタステリドと他のAGA治療薬との違い
AGA治療薬には、デュタステリドのほかにミノキシジルやフィナステリドなどもあります。
これらもAGA治療にはよく使われるものですが、フィナステリドと比べていったいどのような違いがあるのでしょうか。
フィナステリドよりも高い効果が見込める
フィナステリドはプロペシアという商品名でも知られており、デュタステリドと同じくジヒドロテストステロンの産生を抑えることでAGAの進行を止める治療薬です。
2種類ある5αリダクターゼのうち、Ⅱ型のみを阻害してジヒドロテストステロンの量を減らします。
Ⅰ型とⅡ型の両方を阻害するデュタステリドと比べると、やや効果が低いといわれていますが、古くから使われていることもありAGA治療薬の定番といえるでしょう。
フィナステリドも服用開始から6ヶ月ほどで効果を実感できるようになります。
副作用としてはデュタステリドと同じく性欲減退や勃起不全、肝機能障害などが代表的です。
ミノキシジルには「発毛促進」効果がある
ミノキシジルは、デュタステリドとはまったく違う角度から薄毛治療に効果を発揮します。毛母細胞を刺激してヘアサイクルを整えたり、血行を促進したりすることで発毛を促すのです。
デュタステリドには飲み薬しかありませんが、ミノキシジルには飲み薬と塗り薬の2種類があります。4~6ヶ月ほどで効果を実感できる方が多いようです。
デュタステリドと違って性欲減退や勃起不全の副作用がないため、これらの副作用が気になる方へのよい候補となるでしょう。
ただし、ミノキシジルでは多毛症の副作用が報告されています。
塗り薬で起こることは滅多にありませんが、飲み薬の場合は注意が必要です。
ミノキシジルとの併用でより高い効果が見込める
デュタステリドとミノキシジルを併用することは問題ありません。
それぞれ薄毛に対して違う方向からアプローチして効果を発揮するためです。
デュタステリドは抜け毛を抑える「守りの効果」があり、ミノキシジルは発毛を促進する「攻めの効果」を持ちます。
これらを併用することで、より高い薄毛改善効果が期待できるのです。
一方で、デュタステリドとフィナステリドの場合は併用しないことが基本です。
これは、どちらもジヒドロテストステロンを阻害する薬のため、副作用のリスクが高まることがわかっているためです。
併用するとすればミノキシジルが候補となるでしょう。
デュタステリドの個人輸入はリスクが高い
デュタステリドを含め、海外製のAGA治療薬を個人輸入するのはおすすめできません。
個人輸入はネットショップで普段なにか買物をするのと同じ要領で、誰でも簡単に購入が可能です。
1ヶ月分が2,000円前後で購入できることもあり、個人輸入に魅力を感じている方も多いかと思います。
しかし、個人輸入した薬には次のようなリスクがあるのをご存知でしょうか。
- 表示と違う成分が入っていることがある
- 有効成分がまったく入っていないことがある
- 治療に通常使われているよりも成分量が多いものが販売されている
- 入院レベルの副作用が起きても副作用被害救済制度の対象とならない
安く済ませようと個人輸入をすると、服用しても効果が出なかったり思わぬ副作用が出たりする可能性があります。
クリニックで使われているものより成分量が多いものも簡単に購入できてしまうため、安全面を考えると決して推奨できるものではありません。
万が一大きな副作用が起きても、副作用被害救済制度の対象外のため医療費や障害年金などの給付は受けられません。
コスト面を優先した結果、効果が出なかったり、逆に身体が不調になって医療費が高額に掛かったりするのは本末転倒です。
必ずクリニックで処方してもらうようにしてください。
デュタステリドの効果が実感できないケース
デュタステリドを服用した方の多くは効果を実感しています。「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」でも使用が推奨されていることもあり、AGA治療薬の代表選手ともいえる薬です。
しかし、次のような場合は服用を続けても効果を実感できないことがあります。
そもそもAGAによる薄毛ではない
デュタステリドはAGAにしか効果がありません。男性が薄毛になる原因の多くはAGAですが、円形脱毛症や甲状腺機能低下症などが原因の場合もあるので注意しましょう。
AGAは頭頂部や生え際から抜け毛が増えて薄毛が進行していくことが特徴です。
それ以外の場所から脱毛が進んでいたり、まだらに髪の毛が抜けたりしている場合はAGA以外が原因かもしれません。
自分で判断するのは難しいため、医師の診察を受けて適切な治療を受けましょう。
※AGA以外の薄毛の原因についてはこちらの記事もご覧ください。
「薄毛・抜け毛の原因はAGA以外にもある?脱毛症の種類や症状」
用法用量を守っていない
用法用量を守って服用しなければ、十分な効果は期待できません。
血液中にあるデュタステリドの濃度が一定量保たれていなければ効果が出づらくなってしまうのです。
数日程度なら大きな問題はないものの、数週間単位で飲み忘れるとデュタステリドの効果は下がってしまう可能性があります。
飲み忘れがないよう、飲むタイミングを決める、メモをつける等して対策をしておきましょう。
個人輸入で入手している
個人輸入で購入したデュタステリドは、有効成分が表記通りに入っていない可能性がゼロとは言い切れません。
有効成分が入っていない、もしくは少量しか含まれていなければいくら飲み続けても効果は出ないでしょう。
確実にAGA治療を行いたいのなら、個人輸入に手を出すのは禁物です。
初期脱毛が起こっている
初期脱毛は治療開始2週間後位から、3ヶ月ほど続きます。
この期間は薬を正しく服用しても髪の毛が増えることは残念ながらありません。
抜け毛が増える期間は心苦しいかと思いますが、初期脱毛が終わればしっかり生えてきますので挫折せずに服用を続けることが大切です。
効果を最大化するにはセルフケアも大切
デュタステリドやミノキシジルでの治療の効果を高める役割として、生活習慣を改めることも髪の毛の健康を守るためには欠かせません。
睡眠不足やバランスの偏った食事、過度な飲酒や喫煙により、デュタステリドの効果が発揮しきれていない可能性があります。
治療効果を高めるためにも、翌日に眠気が残らない程度に睡眠を取り、髪の毛を作るために必要なタンパク質を積極的に摂りましょう。
生活習慣を見直すセルフケアも行いつつクリニックでの治療を受けることで、治療効果を最大限に発揮できます。
デュタステリドにまつわるQ&A
AGA治療を安全かつ効果的に行うためには、正しい知識を身につけることが大切です。最後に、デュタステリドについてよく聞かれる4つの質問にお答えします。
デュタステリドの服用で体毛は濃くなる?
頻度は不明ですが、デュタステリドを服用して多毛症を発症したという報告があります。
多毛症とは、毛髪だけでなくヒゲや胸毛腕下など全身の毛が濃くなる疾患です。
ただし、確率はとても低いため過度に心配する必要はありません。
どうしても気になる方は、多毛症の副作用が報告されていないフィナステリドの使用を検討してみてください。
デュタステリドは筋トレの効果を低下させる?
デュタステリドを服用していても筋トレの効果が下がることはありません。
男性ホルモンの産生を抑える薬ということもあり、筋トレに影響が出るのではと考える方もいるようです。
しかしデュタステリドは、筋トレの効果を高めるのに必要なテストステロンには影響を与えません。
筋トレに影響が出ることはないためご安心ください。
デュタステリド服用中は献血ができない?
デュタステリドの服用中は、献血ができません。
血液中に入ったデュタステリドが輸血を受ける方に影響を及ぼす可能性があるためです。
デュタステリドが血液中から完全になくなるには服用を中止してから最低でも3ヶ月はかかるといわれています。
献血をしたい場合は、医師に相談して指示に従うようにしましょう。
デュタステリド服用中に食べられない食べ物はある?
デュタステリドとグレープフルーツはあまり相性がよくありません。
グレープフルーツの影響でデュタステリドの効果が通常より強く出てしまう可能性があるためです。
しかし、身体に過度な影響が出るほどグレープフルーツと相性が悪いわけではないため、あまり気にする必要はないと考えられます。
気になる方は食べるのを控えるようにしてください。
デュタステリドへの理解を深めてAGA治療に取り組もう
デュタステリドは、AGAを進行させる原因となるジヒドロテストステロンの産生を阻害する薬です。
6ヶ月ほど続けて服用することで発毛効果を実感できます。
「男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン 2017年版」でも使用が推奨されており、クリニックでは幅広く使用されている治療薬の一つです。
めまいや頭痛、勃起不全などの副作用が報告されていますが、起こる確率は1.57%程度のため大きな心配はいりません。
不安な方は、AGA治療薬にはほかにもミノキシジルやフィナステリドなど種類がありますので、クリニックを受診して自分にぴったりな治療薬を見つけましょう。
天野 方一 先生
ヘアテクト 顧問医師
日本抗加齢医学会専門医
埼玉医科大学卒業後、都内の大学附属病院で研修を修了。東京慈恵会医科大学附属病院、足利赤十字病院、神奈川県立汐見台病院などに勤務、研鑽を積む。2018年9月よりハーバード大学公衆衛生大学院(Harvard T.H. Chan School of Public Health)に留学。予防医療に特化したメディカルクリニックで勤務後、2021年よりへアテクト顧問、2022年より理事長に就任。日本腎臓学会専門医・指導医、抗加齢医学会専門医、日本医師会認定産業医、公衆衛生学修士、博士(公衆衛生学)の資格を有する。
- 本記事はHAIRTECTスタッフが天野医師にインタビューを実施し、スタッフが内容をまとめたものとなります。
- 本記事の内容は公開日時点の情報となります。 情報などは更新されていることもありますので、最新情報を確かめていただくようお願いいたします。